WordPressにタグマネージャー(GTM)を設置して、タグ管理の悩みから解放される手順|コーディング知識不要

WordPressにGTMを設置する方法のサムネイル

この記事では、WordPressのタグ管理をグーグルタグマネージャ(以下 GTM)で管理する手順を公開しています。この記事を読めば、GTMを使ったことがない人でも、簡単にWordPress上のタグ管理をGTMで引き受けることができるようになります。

そもそもタグマネージャー (GTM)とは?

そもそも、GTMとは何なのでしょうか?
簡単に言ってしまうと、GTMとは、サイト運営でで出てくる、サイトへのタグ差し込みを1元管理できてしまう箱のようなものだと考えてください。

タグの管理問題で起こるデメリット

webサイトを運営していて、以下のような悩みを抱えているwebディレクター・エンジニア・マーケターの方は多いのではないでしょうか?

  • タグの設置を毎回エンジニアに頼むのが面倒。タグの設置に1営業日も費やしている。
  • タグが正しく発火しないと思ったら、タグに半角スペースが入っていた。
  • GAのイベントで計測したい指標があるが、エンジニアに頼まざるを得なく、優先度が低くなりがち。
taro@フリーランスマーケター
taro@フリーランスマーケター

taroが関わってきたプロジェクトでも、エンジニアにタグの設置を依頼するのは億劫で、PMとしては、エンジニアにはもっとコアな開発に集中して欲しいと思っていました。

GTMでのタグ管理のメリット

上記のような悩みを抱えていると言う方は、ぜひGTMでのタグ管理を検討してみてください。
GTMでのタグ管理の具体的なメリットをいくつかあげてみました。

GTMでのタグ管理のメリット(具体例)
  • コーディングの知識不要でディレクター・マーケター完結でタグの設置が完了
  • タグの設置に関わる介在者が減ることでミスが起きても、原因の特定が容易に
  • 特に広告周りにおいて、大量のタグを設置する場合にミスが起きづらい運用体制になる
  • タグ管理に置ける運用工数が大幅に削減される
  • (上級者)GTMを使いこなせると、とりたいサイトの指標を自分でカスタマイズできるようになる

このように、GTMを使えるようになると、保守・運用面で特に多大なメリットを教授できます。
そして、GTMの使い方自体も非常に簡単なので、この記事に沿ってぜひ設定してみてください。

taro@フリーランスマーケター
taro@フリーランスマーケター

タグの管理をGTM1本に切り替えてみると、プロダクト開発のスピードが上がりました。また、マーケター完結で数値の取得から分析・施策へのPDCAが回るようになりました。

手順①GTMのコンテナを作成する

まず、GTMを使用するにあたって、GTMのコンテナを作成する必要があります。

GTMの公式ページはこちらから

GoogleアカウントでGTMのコンテナを作成

GTM(タグマネージャー)設定手順01

GTMのサイトに入りましたら、さっそく「無料で利用する」ボタンを押してみましょう。

GTM(タグマネージャー)設定手順02

上記のような何も作成されていない画面が出てくると思いますので、「アカウントを作成」をクリック。

GTM(タグマネージャー)設定手順03

アカウント名(会社名や組織名、わかりやすい名前をつけておけばよいでしょう)を入れて、国を選択して、チェックボックスにチェック。

コンテナの名前(サイトの名前などでよいでしょう)を設定して、webサイトを選択して、次に進みます。

GTM(タグマネージャー)設定手順04

利用規約にチェックを入れたら、「はい」を選択。

GTM(タグマネージャー)設定手順05

これでGTMのコンテナが作成されました。コンテナIDというものがコンテナごとに振られていると思いますので、そちらを使います。

WardPress以外の場合

GTM(タグマネージャー)設定手順06

WordPress以外で、GTMを設置したい場合は、コンテナに入ると上記のような画面が出てきますので、指示にしたがって、タグをheadとbodyに設置しましょう。

手順②無料プラグイン「Google Tag Manager for WordPress」を導入

GTMのコンテナの用意ができましたら、WordPressでGTMを設置するために、プラグイン「Google Tag Manager for WordPress」を導入します。

プラグイン追加01

WordPressのダッシュボードからプラグイン > 新規追加を選択。

プラグイン追加02

Google Tag Manager for WordPress」で検索し、有効化を選択しましょう。

プラグイン追加03

設定にGoogle Tag Managerが追加されているので、そちらから設定画面を開き、GTMコードをコピペしましょう。
ちなみに、GTMコードはコンテナの以下の部分です。

GTMコード確認

これでGTMの設置は完了しました。
いかがだったでしょうか?慣れていれば、10分ほどでGTMの設置は完了すると思われます。

手順③GTMが正しく動いているか確認

では、最後に設置したGTMがWardPressのサイトで正しく動いているか確認しましょう。

先ほどのコンテナ画面に戻り、右上のプレビューボタンをクリック。
プレビューが立ち上がりますので、所定のサイトのURLを入力。

Connected!」と表示されれば成功です。
もし、エラーが起きている場合は、GTMコードが正しく入力されているか確認してみましょう。

ここまで完了すれば、快適ななタグマネライフの始まりです。今後どのようなタグの設置があっても、タグマネージャー経由でタグの差し込みや削除が簡単に行えます。

この記事のまとめ

いかがだったでしょうか?
GTMを設置してタグを管理できるようになれば、管理工数が大幅に削減できます。

これまで、タグを直張りしてた人ほどぜひ試してみてほしいです。
GTMの設置も運用もそれほど難易度が高いものではないので、ぜひこの記事を読みながら設置してみてはいかがでしょうか?